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『WINDLESS BLUE』(ウィンドレス・ブルー)は、日本のフォーク・デュオ、風の3枚目のアルバムである。 前二作でも大半の楽曲を手掛けていた瀬尾一三が、このアルバムでは全曲のアレンジに携わっている。しかしながら、従来の叙情的なフォーク・ロックから趣向を変え、ジャズ・フュージョンやソウル・ミュージックを基調としたシティ・ポップ色のより濃い楽曲が本作には数多く収録されている。こういったサウンド面における方向性の転換は、当時伊勢正三が心酔していたというスティーリー・ダンなどからの影響が大きく反映された結果である。2000年にリリースされた風のCD2枚組のベスト盤『コンプリート・ベスト』に寄せたライナー・ノーツの中で、伊勢は本作について「当時にしてみれば、フォーク・デュオにしては冒険的なアルバムだったが、今にしてみれば、曲の粒が揃った"風"の中では、最も完成度の高いものなのでは、と思う」と述べている。 アルバムが発売された翌月の1976年12月5日に「ほおづえをつく女」がシングルカットされた(B面は「旅の午後」)。同日にリリースされた太田裕美のアルバム『12ページの詩集』には、本作収録曲である「君と歩いた青春」のカヴァーが収録されている。太田は1981年にシングルとして同曲を再度録音し、このリメイク版は同年末に発表されたアルバムの表題曲にもなった。この曲はこれまでに西城秀樹、岩崎宏美、沢田聖子によってもカヴァーされている。 2007年には、初期の2枚のスタジオ録音作と同時に、デジタル・リマスタリングを施された本作のCDが日本クラウンからリリースされた。 == 収録曲 == 全編曲:瀬尾一三 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「WINDLESS BLUE」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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